2006年バイロイト音楽祭 楽劇「ジークフリート」
だれも興味がないのは知りながら、ついつい書いてしまう。
今日は年末恒例、2006年バイロイト音楽祭の第二夜目、「ジークフリート」がラジオで流れた。
第二夜「ジークフリート」Siegfried ジークフリート(Siegfried):ステファン・グールド(Stephen Gould) ミーメ(Mime):ゲルハルト・ジーゲル(Gerhard Siegel) さすらい人(Der Wanderer):ファルク・シュトルックマン(Falk Struckmann) アルベリヒ(Alberich):アンドリュー・ショア(Andrew Shore) ファフナー(Fafner):ユルキ・コルホネン(Jyrki Korhonen) エルダ(Erda):藤村美穂子 ブリュンヒルデ(Brunnhilde):リンダ・ワトソン(Linda Watson) 森の小鳥(Stimme des Waldvogels):ロビン・ヨハンセン(Robin Johannsen)
指揮(Dirigent):クリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann) バイロイト祝祭劇場管弦楽団&合唱団
第一幕が終わった。感想。 第一幕の圧巻は、「溶解の歌」だ。指揮者のティーレマンは、思いっきりテンポを落として、じっくりと音楽を進めていく。それが、労働のたいへんさをひしひしと伝えてくる。
ジーゲル歌う、ミーメの声は、もうちょっとねちっこく、いやらしいほうがよかった。でも、よく声が出ている。けっこう好き。だが、グールド歌う、ジークフリートのほうは、あまり声が通らない。けっこうなヘルデンテノールだが、やや、軽い気がする。僕の好みでは、もうちょっと荒々しく、力強い方がよい。ばてないように、抑えてるのかな?
第二幕が終わった。あいかわらず、聴いていると、ミーメがかわいそう!さあ、つぎは第三幕だ!
第三幕を聴き終わった。ブリュンヒルデを歌う、リンダ・ワトソンの声がすごくいい!彼女の声は、少し低く、憂いを秘めている。その分、かわいさは犠牲になるが、とてもドラマチックである。声もよく通る。それから、フレージングがよく、ニュアンスに富んでいる。でも、やっぱり、声がいい!暗い、ややメゾソプラノに近い(でも、カラスよりは、リリックな)あの声がいい!明るい声よりも、暗い声のほうが、ぼくは好きなのだ。フィナーレなんて、オケを突き抜けて、高らかに彼女の声が響いていた。これぞ、ドラマティック・ソプラノ!
ティーレマンの指揮は、堂々としている。 シュテファン・グールドも、最後までばてずに歌いきった。よかった、よかった。