虫けら
ついに買ってしまった。 知る人ぞ知る、ムフフのオペラ、サロメのDVD。 シノーポリが指揮し、マルフィターネが歌う、○○なサロメ。 これは、いやはや、なんと、まあ、わお。 ああ、芸術はなんて高尚で、偉大で、尊く、そしてアレなんだろう。(知ってる人は、知っている)
おかげで、目を覚ますと、絶対に大学に間にあわない時間になっていた。 僕は、熱情ソナタをBGMに、烈火のごとく大学の準備をした。 ふと、目を落とすと、黒い物体。 なんと、虫けらが、まだなまあたたかい僕の布団の中でぬくぬくしていた。 こいつ、絶対許せない。人間ですら、朝起きて大学に行かなければ行けないのに、虫けらの分際で、まだ僕の暖かいふとんでぬくぬくしているとは!
僕は、腕を振り上げた。 一撃必殺! 虫けらは粉々に砕け散った。