聖なる夜だ
今日はクリスマスイブ。今日のためにN響でベートーベンの第九交響曲のチケットを買っといた。
NHKホールの行き帰り、原宿渋谷を歩いたけど、イルミネーションは光り輝く悲しみだ。カップルを見れば、阿鼻叫喚のムカつき地獄!!ああ、なんて目障りなんだろう!クサくってクサくって、おまえらのせいでどれだけのファブリーズが消費され、地球環境に深刻な害悪を与えてるかわからないんだ、この歩くガン細胞!と叫びたかった。 NHKホール内も、至る所にカップルがいていやだ。
音楽こそ愛すべき女神! ベートーベンの第九交響曲。 すばらしい演奏だった。 指揮者は変にロマン的に演奏せず、頑固で論理的で構成的な、好みの演奏だった。 楽器の重なりを大切にし、バランス感覚がよかった。 第1楽章の再現部で第1主題が現れた恐ろしさに、涙が出た。 第3楽章も泣いた。ハーモニーがとても美しかった。 第4楽章は、今日はじめてすべてを理解した。 というのも、「名曲名演論」という本を最近読んだからだ。 第九は、最後の二重フーガに向かい構成されているのだ! 今日、初めてそのことを悟ったのだ。痛快! 第4楽章は変奏曲なのだ。今日は場面ごとの紙芝居を見るように、ガチガチと部分と全体が合致した。 ただ今日は、最後のコーダが、付け足しの音楽に聞こえた。
でも、なんだか涙が溢れてきて、今日は幸せだ!今日は神を信じるね。絶対的なものに打ちのめされた。彼女いないとか、もうどうでもいい。いや、ちょっとはどうでもよくない。日常の茶飯事なんて、ノミのようなものだ。 つぶしちゃおう。プチ。