目覚める前に、眠れません
劇団四季の「春の目覚め」、衝撃的だった。 これは、歴史に残る作品だと思った。 暇とお金があれば、もう一回見にいこッと。
まずは、露骨な性的表現にビックリ。公共の場で、こんなこと言っていいのって思った。 なんか、出だしからアバンギャルドな感じ。 これは、百年前のドイツでは無理だよ。そのころに流行したオペラを調べたら、ボエームだったし。
それから、演出力が見事! 欲求不満と統制が対比的に進行する場面展開は、鮮やかだ。 誇張された権威と、それをぶち破る音楽。 ロックでなければ表現できない感情表現だと思った。 感情が高まった結果として、自然と感情が歌になって行く気がした。
でも、最後の終わり方は、印象が薄かった。主人公が自殺すればいいと思った。 そうすれば、「軍人たち」や「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を超える救いようのない不条理に、衝撃を受けたかもしれないのに。 あと、劇の終わりで「誰もが一度は体験することですよ」とか言ってたけど、オレはまだ目覚めてません。 目覚める前に、寝れません。
観劇中はいいが、劇が終わると、またなぜか気分が沈み、動悸が始まる。 もう、これは精神病かもしれないな。 家帰って、ビール飲んでそのまま床に倒れて、もう一度おきたら今度は寝れなくなってしまった。