ニーベルングの指輪、完結。
今日は、新国立劇場でワーグナーの「神々の黄昏」を鑑賞した。 なんと、16時に始まって、終わったのが22時半。 どんだけ長いんだろう。一日がかりだ。
とても、すごい舞台だった。去年見た「軍人たち」についで、すばらしかった。 歌手陣や演出、演奏、どれをとっても最上級。
いろいろと、感想を書きたいところだけれど、なにぶん明日が卒業式だから完結に。
神々の黄昏を、自分の人生と重ね合わせた。 自分は、いつから金や権力、社会のルールや決まりごとに縛られて、気づけは自己喪失に陥ってしまったのだろうか? 昔は、純粋無垢だった。そう、ジークフリートのように。 ジークフリートの回想、そして死。僕はここで涙が出た。
「どうしてこんなことになってしまったのか、あなたは知っていますか?」
この問いかけは、真に自分の心に突き刺さった。 ワーグナーは、答えを教えてくれない。音楽の中に、答えはある。
大学卒業と黄昏を重ねてみる。終わりは始まり。明日、自分の学生生活は終わる。 自分の学生生活はなんだったのか?
自分があまりにも凡庸であることを自覚した。 子供の頃に思っていたほど、自分にはなんの才能がなく、また凡庸な人生だった。 社会のなかでの自分の認識、そして挫折。人との関係の中で、悩む自分。 もう、ジークフリートにはなれない。
「どうしてこんなことになってしまったのか、あなたは知っていますか?」
ちなみに、自分のオススメは、レヴァインが指揮したDVD。 ハーゲンがはげだから、「ハーゲン、ハーゲン、ハイホー」が「はーげ、はーげ、はいほー」に聞こえる。