大地讃頌をついにきいた!飯守氏と東京シティフィルの『土の歌』悲惨さと祈りを超えた感動は生演奏に限る
ずっと聞きたいと思っていた『大地讃頌』、ついに生演奏で聞けました。
中学生、高校生と、いやいや歌わされた曲なので、いろいろとキナ臭い思いを持つ曲です。
今日の演奏は、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。初ティアラこうとうです。そして、初東京シティ・フィルハーモニックです。一体どんな演奏なのだろう??
指揮は、飯守氏です。安定の名演を期待できます。知らない人でなくてよかった。
指揮: 飯守 泰次郎 合唱: 東京シティ・フィル・コーア 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 合唱指揮: 藤丸 崇浩 佐藤 眞 混声合唱とオーケストラのための カンタータ「土の歌」 L.v.ベートーヴェン 交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
大地讃頌は、カンカータ『土の歌』の最終楽章に位置する曲。高校生のころ、全曲盤土の歌を図書館で見つけてから、いつかは生演奏をきこうとコンサートをウォッチしていた。
日本合唱曲全集「土の歌」佐藤眞作品集 日本の中高生のなかでは、もっとも有名な合唱曲なのに、全く演奏会でかかることはなかった。(見逃していただけかもしれない)そして、ついに見つけたのが、今日のコンサートである。そのくらい、レアなコンサート。
全曲通しで聞くと、これが戦争や原爆についての詩を題材にした曲であることに、軽いカルチャーショックを受ける。エッ!こんなに、陰惨な内容だったのか、と。
生演奏の迫力に感動した
飯守氏の演奏は、強弱が聴いていて、重厚だった。ワーグナーのように演奏してしまう。第二楽章ののラッパなど、パカパカ威勢がよくて気分がよい。
第三楽章『死の灰』、悲惨さを十分噛み締めた。原爆の描写がリアル怖かった((´д`))こういう演奏を聴くと、ああこういうのはCDではなくて生演奏でなければなと思ってしまう。
第六楽章の祈り、ここはテンポを落として荘厳に響かせる。合唱の不気味さもみごと。悲痛な叫びと祈りの、音の描写を経て、ついに辿り着く大地讃頌こそ、本当に感動的なのだ。
大地讃頌は、遅めのテンポでゆっくりと進めていく。少しずつ、いろんなニュアンスをつけながら音楽を進めていくところは、さすかはプロだ。中高生との差が歴然。ドンドン曲を盛り上げていき、最後はホールに響き渡る、浄化の和音で満たされる、感動した。
ただしオケ、もうちょっとガンバレとかおもった。初めの音がずれたり、指揮者のテンポコントロールとあってなかったり・・・。特に、大地讃頌での合唱のあとの弦の入りがずれたのにはガッカリした。あそここそ、もっとも美しい聞きどころと思っていたので。
後半のプログラムは・・・
後半のプログラムは、エロイカですが・・・すみません、第二楽章と第三楽章は爆睡していました。おっかしいな・・・今日は10時間も睡眠時間をとったはずなのに・・・(´-∀-`;)
強弱激しくて、やたらとフォルテシモモを使うこと。そのたびごとに、ビクンビクンと目が覚めた気がした。ベートーヴェンらしいといえば、その通り。ムキムキマッチョな力強さ。しかし、こういう演奏は残念ながら今の自分の耳には合わないのである。
まあ、今日のメインディッシュを堪能できたのでよかったです。