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[ドゥダメル・スカラ座・ヴェルディ]今夜はミラノ・スカラ座とドゥダメルの贅沢ヴェルディづくし!NHK音楽祭2013

今、もっとも聴きたかった指揮者、グスターヴ・ドゥダメルを聴きに、NHK音楽祭へと足を運びました。

まず、このコンサートのチケットが手に入ったことに感謝。日頃恵まれない運勢なので、ここぞというところで今年一年分の運を使って当選した。

今日のプログラムは、ヴェルディ・ガラコンサート。構成は、ヴェルディのオペラの序曲を間にはさみながら、前半が『アイーダ』、後半が『イル・トロヴァトーレ』のアリアがサンドイッチ。

しかも、歌手、オケ、指揮者ともに超一流だ。今年一年分の運を使い果たした~~。

前半はヴェルディのカンタービレプログラム

ナプッコ序曲ではじまる。ファースト・インプレッションは、全体的に響きがガサガサしているイメージ。ドカチャカ感がヴェルディにあっている。

前半のプログラムは、アイーダのアリア か3曲エントリーした。初めの『清きアイーダ』、3階から聴くには、すこし小さい気がした。しかし、これは最初だけでその後は、スチュアート・ニールさんの怪物的名声に驚くばかりだった。声が轟かないのはNHKホールのせいにしておく。

続いて、『勝って帰れ』を歌うマリア・ホセ・シーリ。やや暗みがかかった、力強いソプラノ。ヴェルディオペラっぽい。。

前半の最後のアイーダの『さらばこの世』、もうここですでに大満足の感動だった。テンポは平均以上にゆったりとしており、それに合わせて歌手が声を張り上げる。スチュアート・ニールは、迫力で圧倒され、マリア・ホセ・シーリには陰影のこもったニュアンスにうっとりする。

このスカラ座管弦楽団の伴奏、歌と同レベルに美しい。

これこそ、カンタービレ (´∀`

とりわけ綺麗だったのが、クラリネットとバイオリン。この2つはとりわけ強調したい。

後半はヴェルディのドカチャカプログラム

後半は、威勢のよい曲がならぶ、イケイケドンドンなプログラム。後半の主軸は、トロヴァトーレだ。イタリアオペラとして真っ先に思い浮かぶのがこの、イル・トロヴァトーレ。

『見よ、恐ろしい火よ』がとりわけ心沸き立った。音楽はどちらかというと控えめで、あくまで歌手の伴奏に徹していたようだ。しかし、炎を連想させるようにところどころで鋭くほど走るサウンドを聞かせてくれた。しかし、ここでスゴイのは、やっぱりスチュアート・ニール。高くどうどうとした声の張り上げは、本能的にだれもが感動する。

これこそ、イタリアオペラ(´∀`

大歓声のなか、曲がおわる。するとなんと、『見よ、恐ろしい火よ』がアンコールとしてもう一度演奏された。2度目の、トロヴァトーレというまさかの展開。一体誰がこんな展開を想像しただろうか・・・Σ(゚Д゚)

そして、オーケストラ・ピースである。シチリア島、運命の力、

  • ドカチャカとしたざわつき - 美しすぎる木管や弦の響き - 渋みかかった金管の響き - ココぞという時の輝くような統一感 -

スゲエスゲエお(# ゚ Д ゚ #)

と心のなかでなんども唱えたのだった。しかし、ドウダメル氏の指揮はというと・・・、

謙虚なドゥダメル氏

イタリア=ラテン=熱狂的=ドウダメル

こんな先入観マンマンで今日の演奏会に望んだのだが、それは全くの思い込みだった。

泰然自若のドゥダメル氏、

ものすごく謙虚!

なんて落ち着いているんだ。なんだこの大人さは。指揮姿にしろ、演奏後のカーテンコールにしろ、そして演奏にしても、いつも謙虚な印象を受けた。

そこまで派手なオーバーアクションもない。観衆の拍手にはいつも一歩引いてオケを引き立てる。決して、一人で拍手をもらおうとしないところは徹底していた。

そして、演奏は、あくまで歌手と歌を立てて、オーケストラが出すぎることもない。打楽器たちも、派手にドカチャカ使わない。ココ一点という山場以外は音楽のバランスをコントロールすることに注力しているような印象を受ける。

ドウダメル氏を見なおしたのだった。いや、2年くらい前にCDやYoutubeで聴いたときはこんな演奏ではなかった気がした。この数年で音に深みがました気がした。

本日の演目

ミラノ・スカラ座管弦楽団

【指揮】グスターボ・ドゥダメル 【ソプラノ】マリア・ホセ・シーリ 【テノール】スチュアート・ニール

ヴェルディ ガラ・コンサート 歌劇「ナブッコ」序曲 歌劇「アイーダ」から 「清きアイーダ」「勝って帰れ」「運命の石が~さらばこの世」 歌劇「椿姫」から前奏曲 歌劇「ルイザ・ミラー」序曲 歌劇「トロヴァトーレ」から 「ああ、あなたこそ恋人~見よ、恐ろしい火よ」 「静かな夜~この恋を語るすべもなく」 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 歌劇「運命の力」序曲