N響×ブロムシュテット×ブラームス=極上の化学反応が起こる演奏会
夏も終わりかけた今日このごろですが、短パン半袖でN響を聞ききにNHKホールへ行きました。
第1761回 定期公演 Aプログラム 2013年9月21日(土) 開場 5:00pm 開演 6:00pm NHKホール ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73 ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 作品90 指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
NHK交響楽団
今日は名指揮者、ブロムシュテット氏の演奏です。なんと、86歳らしい。人間国宝だ。
ブロムシュテットとN響、長年N響定期にかよっているが、この組み合わせが最強かと思う。とくに、今日はブラームスなので、いったいなにが起るのだろうとワクワクしていた。
ブラームス/交響曲 第2番
1年に数回巡り会えるような、名演奏だった。
純正統派演奏!
第一楽章をこれほどわかりやすく、正しく聞かせてくれる指揮者はいないだろう、そう思わせるような演奏だった。というより、こんなにブラ2の第一楽章は構築的な曲だったのかと、再認識した。
展開部を経路した後の、うねるような再現部の第一主題と静寂な第二主題・・・どちらも作品の姿をみごとに描き出すサウンド、みごと!
全体的に、早めの演奏だ。第四楽章も、けっこうなスピードで飛ばしていく。N響も水を得た魚のように、イキイキとしている。しかし、早い演奏だといいつつも、あくまで重心は低い。
ブラームス/交響曲 第3番
叙情的な2番に変わって、後半は重厚な3番。
第一楽章の冒頭から、無重力からドスーンと地面にたたきつけられた。分厚いブラームスのトウッティの響きが快感だ。強弱のつけ方が計算尽くされていて、こちらもブラ2同様に、悟れるような演奏。
第三楽章は、寂しい味わいがあるのかと思いつつ、予想外にまったく若かった。スピードが速く、あっさりとしている。そのままの勢いで、第四楽章へと突入。本気出してるN響の一体感のある響きを、メリハリをつけながらドライブしていく。この組み合わせ、ホントいいなぁ。
第四楽章の中間部のフィナーレ、金管の盛り上がりが最高にカッコ良かった。ブラームスって、ワーグナーよりもカッコイイとおもった一瞬。
ブラ3は、数年前に聴いたスクロバチェフスキの演奏と比較しながら聴いてしまった。年齢的に同年代の巨匠なので、どうしても比べてしまう。正直に書くと、スクロバチェフスキのほうが、メリハリがついていた。ブロムシュテット氏は物足りなかった。
最後に
3番よりも、2番のほうが今日は感動した。ブラ2のフィナーレ、本当に感動的だった。N響もスゴイとおもった。こんな演奏が気軽に日本で聴けるなんて、嬉しい!こういう日は、演奏会が終わったあとも、余韻に浸って幸せになれる。