EverClassic

インバルのマーラー3番。オケと指揮者の相性のよさを感じた。

以前は練馬区に住んでいたから、みなとみらいにくることはほとんどなかった。 そして、今は、町田に住んでいる。こっちに引っ越してきてから、横浜によく来るようになった。

みなとみらいホールも、初めはとても新鮮だった。海が見えるのがスゴイ。

しかし、だんだんみなとみらいも通うようになってくると、だんだんとかつての新鮮味がなくなって、平凡に感じられるのが、残念でならない。

そんな今日も、みなとみらいホールへ。

人生でもっとも憂鬱な思い出

インバル=都響 新 マーラー・ツィクルス3 日時:2012年10月27日(土)15:00開演(14:20開場) 場所:横浜みなとみらいホール

マーラー:交響曲第3番 ニ短調 出演者 指揮:エリアフ・インバル メゾソプラノ:池田香織 女声合唱:二期会合唱団 児童合唱:東京少年少女合唱隊

インバルのマーラー三番、以前聴いた日をはっきりと覚えている。3月31日のサントリーホールだった。それは、次の日を社会人になるための入社式を控えた、人生でもっとも憂鬱な日の一つだった。

マーラー三番は、第一楽章が大好きだ。

なぜか?

それは、第一楽章の最後の行進曲を聞くと子供の時の天真爛漫の無邪気な気持ちを思い出すからだ。大人になって、ずいぶんと社会に心が毒されてしまったようだ。

幸福の定義について

幸福というものを、自分はこう定義している。

自己忘却

幸福を感じるときは、

  • リラックスしているとき(セロトニンがでているとき) - 興奮しているとき(アドレナリンが出ている時)

の二種類があるが、いずれの場合でも、自己忘却というものが根底にあるとともう。そして、それを最も短絡的に、簡単に手に入れる方法が、音楽を聞くという行為だと思う。

今日のインバルのマーラー演奏について

インバルと都響のマーラーチクルスの三回目。 以前のインバルに比べて、緩急の幅が広がったように感じる。

第一楽章にしても、加速するところは、以前にもまして病的に音楽を追い込む。ライブ演奏っぽい(というかライブだが)熱気を十分に感じさせて、手に汗握る。メロディーはたっぷり歌わせて、ここちよい。

そして、インバルのめまぐるしく変わるテンポについてゆく都響のオケもさすが。指揮者とオーケストラの関係のよさが感じられる。

ただし、どことなく山場の音楽に余裕がなくなったような、もう少しゆったり演奏してもいいのではと感じる部分が多い。第六楽章のフィナーレにしても、ややせわしなく感じた。