まさかのローマ交響曲!デュトワのローマ三部作を聴く
気づけばもう冬。 屋内にこもってパソコンをカタカタしているお仕事なので、全く季節感を感じないまま、一年が過ぎてしまった。感受性がなまると、老木になってしまう。 もっとガンぱろうと思った今日この頃。

豪華なロマエ・フルコース
第1743回 NHK 交響楽団 定期公演 Cプログラム 2012年12月8日(土) 開場 2:00pm 開演 3:00pm NHKホール
指揮:シャルル・デュトワ ピアノ:ルイ・ロルティ
ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」 リスト/ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」「ローマの噴水」「ローマの松」
プログラムが豪華!ローマ3部作だけでも、お腹いっぱいなのに、前菜で2曲もつく。 今日は朝からウッキウキだった。
ベルリオーズの『ローマの謝肉祭』、きらびやか。 デュドアには合っている曲だとと思う。
リストのピアノ協奏曲・・・すみません寝てました。 反省して、Youtubeであとで聴きます。
まさか!これがレスピーギのローマ交響曲
まずは、ローマの祭り。鮮やかな色彩感と、引き締める統率力は見事だ。
大きな音でビックリさせようとか、スピードで圧倒しようという、(よくある)レスピーギ演奏とは一線を画する。祭すら、暴力さよりは優雅さを感じた。特に、魔法の左手。あの手が伸びるとステキの音色が広がる。一つ一つのシーンをとても丁寧に描く。 まるで、映画のシーンが次々と切り替わっていくような錯覚。
ちなみに、爆演といって真っ先に思い浮かぶのはこの演奏。
そして、ローマの祭りが終わってもデュトアは客席を振り返らない。
・・・・・(゚o゚;;
まさかのローマの噴水がはじまる!プログラムの裏にはこんな意図があったとは。 祭りでこちらはお腹いっぱいのなか、音の洪水の中にドボンと放り込まれる。 ローマの噴水は緩徐楽章といったところだろうか。
ゆったりとした音の流れのあと、ローマの松が始まる。 噴水でこちらはゲホゲホのなか、松林の中に放り込まれる。
松も、ハメを外さないバランス感のなか、音楽が進んでいく。 アッピア街道は壮大。フィナーレに突っ込んでいくようではなく、 一歩一歩じっくりと進んでいき、大団円。 (松はド派手な演奏が好きなので、物足りなかった)
終演後も演奏者を順番に立たせる手際の良さは際立っていた。