EverClassic

トランスの王の帰還!ティエストを拝みにGMO Sonic 2026にいってきた。

GMO Sonic 2026に初参加. 15時から参戦. 千葉県幕張メッセ、自宅からは2時間以上、けっこう遠かった.

Meduza3の連続ピアノ協奏曲ドロップに驚く

まずMeduza3だが、会場の様子がよくわからず始まるまで柵に寄りかかっていたが、柱の後ろしか場所開いておらず、そのまま柱の後ろでライブが始まった結果、スクリーンしか見れなかった. しかし、柱の裏は人がいないのでダンススペース的には広々だった.

驚いたのは3人のパフォーマンスだ. DJに加えて、2人がシンセサイザーとピアノをそれぞれ弾いていた. 1ハウスは生音というが、本物ピアノに驚いた. ブレイクからの盛り上がりは、ピアノ協奏曲のカデンツァからのフィナーレのようだ. もっといえば、何度もなんどもフィナーレだ.

イタリア出身というと、どうしてもオペラ発祥の地としてのカンタービレな雰囲気をかってにバイアスをかけてしまう. クラシックなテンポ・ルバートのノリとダンスミュージックのようなグルーヴが折り合いがついているような錯角を受ける.

ドロップだけ地蔵が意外に多いか?!

Meduza3で踊りすぎたが、今日のお目当てはTiestoなので、このままフロアできいていてもTiestoでバテる気がして、Dom Dollaがはじまってもしばらく戦線離脱で休憩タイムで会場探検. 後半になって再びタンスフロアへ.

Dom Dollaはテックハウス. いい感じのグルーヴ感だが、どうも思った以上にまわりの人たちは踊っていない. わたしはクラブにはトランスパーティーしかいったことがなくてハウスのノリがよくわからないが、そもそもまわりの人たちはドロップで30秒くらい飛び跳ねる程度だ. これはDom Dollaだけではなく、今後もずっとまわりはこういうドロップだけ地蔵がとても多いことに気づく.

なにが正解なのかはわたしはダンスミュージック初心者なので経験不足でよくわからないが、意外な発見ということだけメモして、将来の答え合わせをしよう.

ティエストのトランス、王の帰還

そして、お目当てのティエスト. GMO Sonicはそもそもいくかどうか悩んでいた野田が、半年前からティエストがトランス回帰したというニュースを聞いて今回チケットを購入したようなものだ. つまり、ティエストのトランスセットをききたくてきた.

年末に公開された、ティエストのパフォーマンスの最後でI Love You, Tokyo という曲で最後が締めくくられて、もやはこれはトランスやります宣言に思えて期待高まる. 2

そして、期待通りのほぼトランスのDJセット. ほぼというのは、完全というわけではないが、問題ない. トランスの帝王が帰ってきた!ロードオブザリングの王の帰還を思い出す. 覇王色が出ていた.

トランスのBPMで心拍ゾーン4に突入した

トランスのノリで踊れることが嬉しくって仕方ない. 今まで2つはハウスの横ノリだったが、ここにきてトランスのエンジンがかかった. あとで、Fitbitの心拍ゾーンを確認したら、Houseはゾーン3(中程度)だが、トランスの時間だけ心拍ゾーン4(強)に突入していた.

https://pitchfork.com/features/article/in-defense-of-trance/ But we’re talking about trance here. Unlike its parents, house and techno, trance uses the Breakdown and the Drop differently. With trance, that combination is not aimed at your hips; they can’t swing that fast. It’s aimed at your heart.

トランスでは、その組み合わせはあなたの腰を狙っていない;それらはそんなに速く振ることはできない。それはあなたの心臓を狙っているのだ。

BPMと心拍数にはなにか関係があるに違いない.

ディオニソス的なるものはベト7ではくトランスミュージックだ!

わたしは20代半ば、そこそこ意図的にクラシック音楽を趣味にすることから離れた. 3

クラシック音楽をきいていても新しい音楽は生まれない. 過去の遺産のリフレイン、そんなことに嫌気がさした. また、妄想的な決め付けなのだが、もうドイツではクラシック音楽に熱狂する若者はいないんだということをしばしば考えた.

わたしは浪人生のとき、とくにベートーヴェン7番が好きだった. そしてそのニーチェの解説をよんで、これこそディオニソス的なるものだという言葉に酔っていた. しかし、である. TiestoのLove Paradeのライブ映像こそ、狂乱の音楽であり、それに比べたらベト7のほうがむしろアポロン的だ、今だからこう思う. ティエストのラブパレードの熱狂動画をみてドイツの偉大な芸術はクラシック音楽じゃなくこっちだと思った.

DJ Tiesto - Live At The Loveparade In Berlin - YouTube

さらに最近知ったのは、ベルリンの壁が崩壊したときその祝祭の音楽はベートーヴェンであるわけがなく、テクノだったこと. 4

あまり最近はクラシック音楽をきかなくなってしまったが、それはそれでいい. 捨てることによって、新しい出会いがあった.

人生ではじめて出会ったEDMはCallingだった、そして本日のフィナーレはCallingだった

ティエストのターンでここで踊り死ぬと決めてほぼ瀕死になったが、イベント的にはこのあとのSwedish House Mafiaがメイン.

もともとEDMが好きになったのはトランスではなく、Aviciiの曲にハマったからであり、Aviciiの曲を探りながら、他のEDMもきくようになった. Aviciiもスウェーデン出身、そして青年Aviciiが曲をつくりはしめたときのシーンの先に彼らの音楽があった. Aviciiの音はSwedish Sound. Wikipediaにも書いてある.

;; https://en.wikipedia.org/wiki/Avicii

Initially when starting out, sound-wise it was mostly the swedish house producers, mainly Eric Prydz and Axwell, but also Steve Angello and Seb Ingrosso.

そして、わたしの勘違いとして、そもそもはじめて出会ったEDMはAviciiのLevelsと、Ingrosso & Alesso の CallingのMashupだった. この曲を知ったのは、ホームオートメーションのBGMに使われていた曲を調べたとき. 5

Avicii ft. Ingrosso & Alesso - Levels Calling Generation X (Andi Valo MashUp) - YouTube

無知とは恐ろしいもので、そのときは、Avicii Ingrosso というアーティストの Levels Callingという曲だと思っていた. そして、2つが別の曲であることを知ったのはびっくりして、Levelsを調べたらAviciiが死んでいたことに驚いた. しかしIngressoこそ、Swedish House Mafiaのひとりだった!そして、最後にかかった曲も Callingだった!

途中、Avicii EditのA Sky Full of Starsがかかって泣いた. 6 そして、最後にCallingがかかって再び泣いた. 7


  1. iFLYER: イタリア出身の大人気トリオMEDUZA (メデューサ) 、Instagramの過去投稿を全削除、新コンセプト/ライブパフォーマンスの『Meduza³』を発表!, 2025/01からのパフォーマンススタイルらしい. ↩︎

  2. Tiësto - Live at the Great Pyramids of Giza 2025 (Full Set) - YouTube ↩︎

  3. さらば愛しのクラシック音楽 - EverClassic ↩︎

  4. そして、みんなクレイジーになっていく - DJカルチャーとクラブ・ミュージックの100年史, https://www.amazon.co.jp/dp/4866472197/, 崩壊したときは屋根の上からベートーヴェンが鳴り響く. しかし週末を迎えると、その祝いのサウンドトラックはベートーヴェンであるわけがない. ↩︎

  5. Berkeley Ridiculously Automated Dorm (BRAD) - YouTube ↩︎

  6. Coldplay - A Sky Full of Stars [Avicii Edit] (Lyric Video) - YouTube ↩︎

  7. Callingのイントロにかかっていた謎のゴスペルも生成AIで調べると、Candi Staton - You Got the Loveという1986のものらしい. このあたりも、Levelsの原曲がゴスペルにある部分ととても近い. Candi Staton - You Got the Love 1986 - YouTube ↩︎