19年の時を経て再び感動するブラームスのピアノ四重奏曲 - N響、ザンデルリンク
今朝は絶望とともにはじまった. なんと楽しみにしていたN響コンサートが昨日だったことに目覚めて気づいた. 人間の記憶というのはどうなってるんだろうか、なんで昨日の夜じゃなくて今日の朝に気づくんだよ!そして、怒りの衝動で錯乱状態になり、我にかえったらN響の本日のチケットを購入していた. あれれ. 人間の記憶は不思議だ!
というわけで、日曜午後からコンサートへ!昨日は本当ならば4000円のD席だったのだが、すっぽかした罰を受け入れて2000円のE席にしておいた。
なぜこれをどうしてもききにいきたかったというと、20年前の感動を今でも覚えているから.
醜の中の美 - EverClassic, 2007.04.14. なんと19年ぶりの同じ演目がかかった!
ブラームス(シェーンベルク編)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
この日は午後までコワーキングスペースで過ごしていて、「これから19年前に感動したコンサートをききにいくんだ!」と、受付のバイトの学生に話した. 彼は大学2年生らしい、かつてのわたしじゃないか!わたしもこれをきいたときは大学2年生だった。彼は19歳なのか?時代を感じる…
バイオリンとチェロが両方のお耳から官能刺激
はじめは、ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲。
ザンテルリングというと、クルト・ザンデルリングを知っていたが、なんとその子供らしい!18年前に?袋のHMVでブラームス交響曲全集を買おうか悩んでやめた記憶がある.
E席2000円で、後ろの方だからというのもあるけど、室内楽のようだと感じた。パンフレットでは、これがブラームスにとって最後の管弦楽でこれ以後は室内楽らしい。なるほど。
コンサートのよいところは、音の振動を身体で感じる. 音圧という観点は、クラブミュージックをきくまでそこまで意識しなかった. クラブミュージックだと、旋律は主役ではなく、音圧が主役となってくる. 音を浴びにいく感覚.
または、坐禅をしすぎて微細な感受性へのこだわりがバグった結果、弱音のような弱い音圧を繊細に感じ取る味わいも生まれた.
または最近、バイノーラル耳舐め音声を聞きすぎて耳がぶっ壊れたのか、弦楽器の旋律に身体がゾクゾクしてしまうようになってしまった. チェロとバイオリンの音色が両方のお耳から迫ってきて、全身がゾクゾクしてしまう.
バイオリンよりもとくにチェロに弱い. これはどういうことなんだろう?バイオリンよりもチェロのほうが感じやすいということは、高音が条件というわけではない. 旋律の美しさは1つのポイント、打楽器系のリズムではこういう反応は起きない。
感動レベル3へ突入、アゴ崩壊!
ブラームス(シェーンベルク編)/ピアノ四重奏曲 第1番
過去の日記には、第三楽章から涙が溢れたらしかったが、大人になったら感受性なくなってしまうんじゃないかと思ってたけど、大丈夫、第一楽章からうるって泣いた.
感動にはレベルがある気がする.
- 涙腺崩解
- 鼻水崩解
- アゴの痙攣
- 全身の痙攣
- エクスタシー
第一楽章でレベル1に到達して、第三楽章でレベル2、そして第四楽章でレベル3に到達した.
第三楽章がどんな音楽だか忘れていたが聴いた瞬間にすぐ思い出した。そしてなぜ20年前にこの音楽に打たれたのかもすぐ分かった。ブラームスピアノ間奏曲集に旋律が似ていたから。そして、当時わたしはこれがとても好きだったから. それば、チャップリンの黄金狂時代でオーケストラにアレンジされて多用されていた. これが好きだった. まさにシェーンベルクのオーケストラ編曲と同じ!
Charlie Chaplin - The Gold Rush (Original Motion Picture Soundtrack) - YouTube
コンサート情報
- ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
- ブラームス(シェーンベルク編)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
- コダーイ/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7 ― 第3楽章から
- ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ
- チェロ:ターニャ・テツラフ
- ミヒャエル・ザンデルリンク